History is his story

旅が好きです。

儀式青眼についてのあれこれ(前編)

初めまして。竜胆と申します。

普段は人狼遊戯王を主にプレイしております。以後お見知り置き下されば幸いです。

 

 

本記事においては、私が長らく愛用しているデッキである「儀式青眼」についての考察を落としたいと思います。

「儀式青眼を使ってみたいけど、参考にできるものが少ない…」

「興味はあるけど、そもそもどういうデッキなの?」

「使っているけれど、他の人の考えも知りたい」

と言った方々に届けば嬉しく思います。

 

 

①儀式青眼とは

②儀式青眼のデッキタイプ

③環境を踏まえた考察

④総括

 

という順序で述べていきます。

ブログというものを人生で初めて書くので、多少の無作法には目を瞑って頂ければ幸いです。

 

①儀式青眼とは

儀式青眼とは、

「ブルーアイズ・カオス・MAX・ドラゴン」

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を主軸とする儀式デッキを表します。

 

対象・破壊耐性、守備貫通二倍、ATK4000と言うテキストは実にシンプルながら強力であり、デッキタイプによってはこのモンスターに対する回答がない…ということもあるほど。

青眼の名前を冠するということもあり、サポートに非常に恵まれているのも利点です。

デュエマみたいな名前してますよね。

一周まわってカッコイイです。

ちなみに、他言語においても「MAX」の表記だけは変わりません。笑

 

 

反面、制圧系統の効果を擁しておらず、リソースの消費も著しいことから後攻を取ることを余儀なくされます。

また、現在の(2018年7月改定)環境は閃刀姫・オルターガイスト・サンダードラゴン・トロイメアリンク・先行ワンキルなどを初めとする、所謂「先行圧倒有利環境」です。

その中に置いては、当然、後を取らなければならないデッキは弱い立場になります。

さらに、殆どのデッキにおいて採用が見られる「ヴァレルソード・ドラゴン」

「ヴァレルロード・ドラゴン」「星杯賢士・ニンギルス」などによる一方的な除去を許すことも辛い点となります。

 

 

これらを念頭に置き、あくまで儀式青眼というデッキは「高いパワーを持ち、環境に抗し得る力は持ちながらも、環境デッキ足りえない」ものであることをご了承ください。

 

前置きが長くなりました。具体案に入ります。

 

②儀式青眼のデッキタイプ

現在、儀式青眼には大別して三個のデッキタイプが存在します。

 

1.純青眼に儀式要素を追加したもの

2.魔神儀+カオスMAX

3.リンク型展開系カオスMAX

 

それそれ順を追ってメリットとデメリットに触れていきます。

 

1.純寄せ

 

従来の青眼デッキに「カオスMAX・高等儀式術・カオスフォーム・マンジュゴッド」などを採用した比較的スタンダードなデッキタイプです。

私が今年の店舗代表を取ったのもこのタイプになります。

青眼サポートがあること、「青眼を使っている感触」が得られることが挙げられます。

 

メリット

◆青眼サポートの恩恵を受けられる(ドラゴン・目覚めの旋律のサーチ、太古の白石によるサルベージ、復活の福音による身代わり効果、トレードインによる手札交換)

◆先行を取ることが可能(ベースが青眼なので)

◆先駆者が多く、考察やデッキタイプが多く転がっている。

 

デメリット

◆青眼とも儀式デッキともつかない中途半端なムーヴになる(どちらも元より事故が起きやすいデッキであるため)

 

◆ワンキルが狙いにくい(=返しのターンにヴァレルソード・ロード・ニンギルスによる除去及びワンキルが強く懸念される)

 

◆展開力に欠け、リンクモンスターの恩恵を受けにくい(ロード・ソード、その他トロイメアなど)

 

◆専用ギミックがない。

稀にしか出せず、ただの4000打点モンスターとしてしか扱えないのならぶっちゃけデッキの不純物です。純にする方がいくらか強い。

 

◆財布に悪い(本気で揃えたら3・4万はかかると思います)

 

 

2.魔神儀

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魔神儀モンスター(主にキャンドール、タリスマンドラ)を用いて儀式の成功率を高め、カオスMAXを核として戦います。

強制転移によるワンキル、EXリンクの返しやすさ、儀式のしやすさ。そして何より安さが魅力です。

初めて儀式青眼に触れる方にオススメしたく思います。

 

ワンキルルートが多くあるので爽快感も抜群です。

 

メリット

◆安い。青眼デッキのパーツである「亜白龍」「復活の福音」「トレードイン」「青き眼の賢士」「ハリファイバー2枚」と言った高額カードを採用する必要がないため、安価で組むことが出来ます。

 

◆儀式の成功率の高さ

儀式パーツ+対応する魔神儀から儀式ができるため、成功率が非常に高いです。

転移は対象を取らないため、送られたイヴを送り返しつつ再度の展開が可能となります。

青眼のサポートカードや所謂汎用を多少減らして構築できるため、メイン・エクストラともに自分の「色」を出せるのも楽しみの一つです。

 

デメリット

◆青眼サポートを受けられない(福音やトレイン、太古が事故に繋がる)

 

◆魔神儀のデメリット「EXデッキからのss不可」により、カオスMAX以外の勝ち筋が極めて薄い。勅命や魔封じで詰みかねない。

 

◆先手における動きが皆無。(=無理やり先行取らされます。オルガにすら後攻取られます)

 

3.リンク型展開系

 

ベイゴマックスやこっこ、トルドー、ジェットバルブなどの汎用展開モンスターを用いて展開し、カオスMAXはあくまで勝ち筋のひとつとするデッキです。

 

ワンキル条件が極めて低く、展開しながら儀式パーツのサーチに繋げられることが魅力です。

先手を取らされた際にも70%近い確率でEXリンクを組むことが出来、対応力が高いタイプと言えます。

 

メリット

◆ワンキルの敷居が極めて低い

ハンドに儀式パーツ+展開札(=ライディドライバー、バルブ、ジェット。nsモンスター+トルドー、こっこ、nsチューナー+ベイゴマ、ベイゴマ+マンジュゴッド)でワンショットが可能。

需要があれば展開ルート出します。

 

◆先行制圧も可能

 

今の環境は「相手に先行を取らせてはいけない」環境とも言い換えられます。

剛鬼、ユニオンの4ハン+EXリンクトラゲ。

オルターの里魔封じ勅命神プロトコル、フェイカーシルキタス。

アマゾネスの射手やメガキャノンソルジャーによるFTK。

閃刀姫はまだ大人しいですが、それでもウィドウアンカーによる2無効とタコ盛りされた誘発。

 

誘発持ってなかったら

「ドロースタンバイメインエンド!w」って言うしかないんですね。

FTKはドローもさせてくれません。

 

というわけで、先行の「選択肢があるか否か」というのは非常に大きな勝利へのファクターになります。

 

 

こちらの構築では「リンクリFWDゴブリンアーデク」、「EXリンク+アーデク」、「EXリンク+イヴ送り付け」が先行から行えるためにむしろ先行を取りたいほど。

高い展開力があるため、当然後でも捲りやすい。

大きなメリットです。

 

◆勅命や魔封じ、里で詰まない。

リンクして消せば良いので魔封じ勅命里があまり痛くありません。ハリ→バルブ→トゥリス起爆がオススメです。

他、ユニコーンによって超雷を消したり、ヴァレソによって足りない打点を補ってワンキルしたり…など、取れる選択肢が非常に多いです。

 

 

デメリット

◆高い。高いです。ベイゴマ、ハリサモソ、トロイメア各種とFWD、アーデク、ジェット、オライオンetc…

純と似たりよったり。

 

◆トロイメアの使用

僕は気にしませんが、多くのソリティアガチアンチ勢が切れます。フリーには向いてませんね。

 

◆どこまで行っても劣化ソリティア

当たり前ですが、カオスMAXはソリティアを助けるギミックにはならないのでどこまで行っても「他ソリティアデッキの劣化」にしかなりません。

先行制圧で勝ちに行くのが目的なら剛鬼かユニオン使った方が絶対に賢い。

 

◆展開が難しい

ハンドに来た組み合わせごとに展開を変えなければEXリンクが出来ないのでかなり難しいです。

一度間違えたらサモソ棒立ちエンドなんて惨劇に繋がります。

これ回せるくらいなら剛鬼かユニオン使った方がマシ。

 

◆青眼が原型を留めない

青眼要素で残るのがカオスMAX3枚だけです。白龍すら残りません。

「儀式青眼…?」ってなります。

盛り上がらないです。

 

◆誘発に弱い

誘発に弱いです。1枚で破産します。

リンクリボーエンドとかザラですね。

心にもダメージが大きいです。

 

 

③考察

さて、各種デッキタイプについて解説してきました。概ねの理解はして頂けたのではないでしょうか。

結論から申しますと、私は2の「魔神儀型」が対戦ではベストだと考えています。

 

1は、言わばゴミを増やしている状況ですから純の方が強いのは当然です。今の環境、4000の置物ごとき大した圧力にはなりません。中庸は身を滅ぼします。

 

3は展開難度の高さもさることながら、誘発に弱すぎます。前述の通り、誘発タコ盛り環境なので、それに弱いのは致命的です。

本来うらら以外の誘発を基本無視できる儀式青眼において、無駄に制約を受けることになります。

いずれの場合も、先行を選択出来る権利がある分、特化させるのが非常に難しいです。

パワーが低いデッキにおいてこれは致命傷となります。

「デッキパワーが低いなら上振れ狙って当然」精神で後を取るしかないです。

 

また、カオスMAXを突破する手段は多くあれど、その多くは多量のリソースを使用してのものになります。

主な除去としては「ニンギルス・ヴァレル系」が挙げられますが、このいずれも「幽鬼うさぎ」一枚で解決が可能であり、ハリ経由で組む場合ならわらしやうららでも阻止することが出来ます。

 

儀式の成功率が高い2の構築においては誘発を多く採用することが出来、返しを止めやすく、除去された場合であってもライフが残れば再度儀式が可能なことが多いです。

 

これらの理由により、私は2「魔神儀型」を最も環境に抗し得る構築だと考えます。

 

 

④総括

ここまでごちゃごちゃ理屈を並べてきましたが、率直に言って「肌に合うデッキタイプ」を使うのが一番だと思います。

使いたくもないカード使って環境外のテーマに手出す理由なんてありませんし、どうしても勝ちたいならオルガ閃刀サンダーやFTK握ればいいです。

 

環境でないテーマを使うなら「負け続ける覚悟」を持つべきだと思っています。

 

「マイナー使ったから負けたわww」みたいな発言は、何か、違う。

 

 

 

儀式青眼-及びカオスMAXは、冒頭でも述べていますが、決して弱いテーマではありません。環境にはなれないだけで。

 

これで前編を終わります。具体的なデッキレシピや環境デッキへの立ち回り方は後編で解説しようと思います。

 

 

 

この記事を切っ掛けとして儀式青眼の使用者が増えればこの上ない幸いです!

 

何か質問があればTwitter(@Einsam_Yuri)までどうぞ!

息を吸うような気軽さで構いませんので😎✨

随時募集してます〜!

 

 

 

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私の書いたカオスMAXです。

ご査収ください。